【関西実業団陸上2026】壹岐あいこが完全復調アピール 女子200mで大会新記録
第70回関西実業団陸上競技選手権大会の女子200mは、壹岐あいこ(大阪ガス)が圧倒的なスピードを見せつけた。決勝で23秒41(追い風1.6メートル)の大会新記録をマークし、2位に大差をつけて優勝。4年ぶりの自己ベスト更新という価値あるレースとなった。
レースはスタート直後から壹岐が主導権を握った。コーナーで一気に加速すると、直線に入った時点で後続との差は明らか。最後までスピードは落ちず、そのまま独走でフィニッシュした。従来の大会記録を更新する快走で、関西実業団の女子短距離史に残る走りを披露した。
東京五輪女子4×100mリレー代表経験を持つ壹岐だが、近年は記録更新に苦しむ時期もあった。それでも今季は100mで5年ぶりの自己ベストを更新し、この200mでも大幅自己新。冬季練習からフォーム改善に取り組み、「やっとスプリンターの動きを身につけられてきた」と手応えを口にした。
200mはコーナーワークと直線での維持力が重要になる種目だが、この日の壹岐は両方が際立っていた。特に後半の失速が少なく、腕振りとピッチのバランスも安定。シーズン序盤とは思えない完成度で、日本選手権へ向けても期待を高める内容だった。
関西実業団では男子100mで小池祐貴、男子200mで上山紘輝ら短距離勢も好記録を連発。その中でも女子200mの壹岐の23秒41は大会屈指のインパクトを残した。関西から全国へ――。復調を印象付けたスプリンターの今後に注目が集まる。




