【第54回全日本実業団ハーフマラソン】樺沢和佳奈が圧巻の自己新V!不破聖衣来は初ハーフ4位で「異次元の適性」を証明

激しい雪が舞う山口の路で、三井住友海上の実力者たちが躍動した。女子ハーフマラソンの部は、樺沢和佳奈(三井住友海上)が自身の記録を大幅に更新する1時間09分20秒で2年ぶりの優勝。また、大きな注目を集めた「異次元の怪物」こと不破聖衣来(三井住友海上)は、初挑戦のハーフで1時間09分39秒をマークし、4位と健闘した。

序盤を牽引した不破、終盤で突き放した樺沢

レースは序盤から、今回がハーフ初挑戦となる不破が積極的に集団を引っ張る展開となった。怪我による長期欠場から完全復活を目指す不破は、社会人1年目ながら臆することなく先頭へ。10000m日本歴代3位の走力をロードでも遺憾なく発揮し、ハーフマラソンへの高い適性を周囲に知らしめた。しかし、終盤に勝負を仕掛けたのは先輩の樺沢だった。残り4km、猛吹雪で視界が悪くなる過酷な状況下でスパートをかけると、追いすがる中地こころ(シスメックス)や山﨑りさ(積水化学)を振り切り、五輪代表の貫禄を見せつけてフィニッシュ。3月の名古屋ウィメンズで挑む「初マラソン」に向け、これ以上ない弾みをつけた。

三井住友海上勢が上位を席巻

優勝した樺沢、4位の不破に加え、8位には西山未奈美が入るなど、三井住友海上の層の厚さが際立つ結果となった。特に不破の1時間9分台でのデビューは、今後の女子マラソン界の勢力図を塗り替える可能性を十分に感じさせるものだった。