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【山口全中2026】櫻井楽都13秒26の中学新 森晴輝との激闘、菅野凌玖・角舘結翔らも全国制覇

第53回全日本中学校陸上競技選手権大会が、2026年8月20日から23日まで山口県の維新百年記念公園陸上競技場(維新みらいふスタジアム)で行われた。全国の中学生トップ選手が集まった4日間で、男子110mハードル、男子走幅跳、女子四種競技などから中学新記録が相次いだ。

男子110mH 予選から中学記録が二度更新

男子110mハードルは、予選から記録争いが一気に加速した。1組で櫻井楽都(KINGDOM AC3・三重)が13秒41(+0.6)をマークし、それまでの中学記録13秒47を更新。ところが、その後の5組で森晴輝(SJH釧路3・北海道)が13秒33(+1.0)を出し、同じ日に再び中学記録を書き換えた。

決勝は、その2人を中心とした一騎打ちとなった。スタートから森が加速して前に出ると、櫻井が食らいつく展開。互いに譲らないまま終盤に入り、最後の10台目を越えたところで櫻井が前へ出た。フィニッシュは櫻井が13秒26(+0.9)、森も13秒29。2人そろって予選の中学記録をさらに更新し、櫻井が全国タイトルをつかんだ。

男子100m 菅野凌玖、反応の遅れを鋭い加速で挽回

男子100mは、今季10秒6台から10秒8台の選手が多数そろう混戦だった。菅野凌玖(安中一3・群馬)は予選で10秒78(+0.1)と自己ベストを更新して決勝へ進んだ。

決勝ではリアクションタイムが8人中最も遅かったものの、その直後の加速で前方へ進出。序盤からわずかにリードを奪って主導権を握った。終盤は好川翔太(三木3・香川)が追い上げたが、菅野が0.02秒差で逃げ切り、10秒80(±0)で優勝した。

男子400m 角舘結翔、前半で作ったリードを守り切る

男子400mでは角舘結翔(塚越3・神奈川)が49秒57で優勝した。角舘はスタートから積極的に入り、前半200mでライバルに大きなリード。300m地点でも先頭を守った。

最後の50mでは石井悠慎(鶴ヶ島3・埼玉)が追い上げたが、角舘は前半で築いた差を生かして先頭でフィニッシュ。前半から攻めるレースで全国王者となった。

女子四種競技 新井凛生、4種目すべてで流れをつなぐ

女子四種競技は新井凛生(ペンタスAC3・東京)が3395点の中学新記録で優勝した。初種目の100mハードルで13秒84(-0.1)と自己ベストを大きく更新し、1001点を獲得。走高跳では1m66をクリアし、初日を1807点の首位で折り返した。

2日目の砲丸投では2投目に11m96と自己ベストを66cm更新。最終種目の200mでも24秒53(-0.2)の自己ベストを出し、最後まで得点を積み重ねた。4種目を通じて高い水準をそろえ、従来の中学記録を99点更新した。

男子走幅跳 松村春汰が7m41の中学新

男子走幅跳は松村春汰(小樽朝里3・北海道)が7m41(±0)で優勝。1回目はファウルとなったが、その後に立て直し、中学記録を1cm更新する跳躍につなげた。

山口で示された中学生世代の水準

予選から記録が塗り替えられた110mハードル、終盤まで競り合った100m、前半から勝負を仕掛けた400m、4種目を通して得点を積み上げた四種競技。単に最終記録だけでなく、勝負の中で記録を引き出したレースが多かったことが、山口全中2026の大きな特徴となった。

大会概要

大会名:第53回全日本中学校陸上競技選手権大会
開催期間:2026年8月20日~23日
会場:山口・維新百年記念公園陸上競技場(維新みらいふスタジアム)